刻まれた時間と対話をかさねた住宅

所在地
丹波篠山市
構造
木造2階建
戦前に建てられた木造2階建ての古民家改修です。裏山が迫る環境の影響で蟻害が深刻で、解体を進めるほど構造部の被害が明らかになりました。建物には重要な差し鴨居が通っており、それを残すことを前提に、現場で見えてくる状況を施主と共有しながら、一つひとつ対話を重ねて方針を決めていきました。内法高さが約1.7mと低かったため、床を下げることで空間の快適性を確保しています。床下には換気扇を設け、大引を迷路状に組んで通気を確保。基礎は建物をジャッキアップしながら工程を分けて施工し、石場建てから布基礎へと更新しました。見えない部分から建物を支え直した改修です。

壁の中に人が入り込むための扉。壁の内部から建物のメンテナンスが可能となっている。分厚い壁は建物を長生きさせるための工夫が施されている。

左)未改修の物件の構想を話す仲岡さんと佐藤。右)仲岡さんが開拓する裏山からみえる物件。「また佐藤さんと建物をつくりたい」と仲岡さんのビジョンは尽きない。

この家ができるまで▼

設計 | エイチ・アンド一級建築士事務所

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